Windows 11では、よく使うアプリやファイルをスタートメニューにピン留めしておくことで、すばやくアクセスできるようになります。しかし、ピン留めされたアイコンの名前が分かりづらい、またはカスタマイズしたいと思ったことはありませんか?この記事では、スタートにピン留めしたアイコンの名前を変更する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。合わせて、変更がうまくいかないときの対処法や、スタートメニューの整理テクニックも紹介します。
はじめに:スタートにピン留めされたアイコン、変更できる?
スタートメニューにピン留めされているアイコンは、実際には”ショートカット”のような存在です。通常、名前はアプリ開発者によってあらかじめ設定されていますが、自分の使いやすいように変更することも可能です。たとえば「Microsoft Edge」ではなく「ブラウザ」といった名前に変更すれば、視認性もアップし、スタート画面がぐっと使いやすくなります。
ステップ1:Windows 11でスタートにアプリやファイルをピン留めする方法
アプリのピン留め手順
- スタートボタンをクリック
- 一覧から目的のアプリを探す
- 右クリックして「スタートにピン留めする」を選択
フォルダやファイルをピン留めする裏技
フォルダやファイルは、直接スタートにピン留めできないこともありますが、以下の手順で可能になります:
- フォルダやファイルのショートカットを作成
- ショートカットを右クリックし「スタートにピン留めする」を選択
タスクバーとの違いと使い分け
タスクバーは常時表示されるのに対し、スタートメニューは必要なときに開いてアクセスします。常用アプリはタスクバー、時々使うアプリはスタートにピン留めするのが効率的です。
ステップ2:ピン留めしたアイコンの名前を変更する準備
スタートメニューに表示される名前の仕組み
スタートメニューの名前は、ショートカット名に連動しています。そのため、変更したいアイコンの元ファイル(ショートカット)にアクセスする必要があります。
ショートカット名の変更が基本
名前を変えたいアイコンのショートカットを編集すれば、スタートメニューにもその名前が反映されます。
ファイルの場所を開いてショートカットを確認する
- スタートメニューのアイコンを右クリック
- 「その他」→「ファイルの場所を開く」をクリック
- エクスプローラーが開いたら、対象のショートカットを右クリック→「名前の変更」で編集可能
ステップ3:名前を変更する具体的な操作手順
「ファイルの場所を開く」から編集する手順
前述のように、ファイルの場所を開いたらショートカットの名前を自由に変更できます。たとえば、「Excel 2021」を「仕事用エクセル」など、自分好みに設定できます。
ショートカット名の変更と再ピン留め
一部のアプリでは、名前変更後に一度スタートからピン留めを外し、再度ピン留めし直すことで反映されることがあります。
変更した名前がすぐに反映されない場合の対処法
- Windowsを再起動する
- キャッシュの更新待ちのため、少し時間をおく
- 再ピン留めを試す
うまく変更できないときの原因と解決策
アクセス権限の不足とその対処法
企業PCや管理者制限がある環境では、ショートカットの編集権限がない場合があります。右クリック→「プロパティ」でアクセス権を確認し、必要に応じて管理者として実行してください。
変更してもスタートメニューに反映されない理由
- ストアアプリなど一部アプリは名前変更ができません
- システム保護設定やグループポリシーによる制限の可能性
キャッシュ・更新待ちの対処方法
- 「Windowsキー+R」で
%AppData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
を開き、そこにあるショートカット名を直接変更する方法も有効です。
応用編:スタートメニューをもっと使いやすく整理するテクニック
カテゴリ分けとグループ整理の方法
スタートに並んだアイコンはドラッグ&ドロップで並び替えたり、グループを作成して整理することができます。
おすすめのアイコン名ルール(業務・用途別)
- 「作業用」「連絡」「SNS」などカテゴリを明記すると探しやすくなります。
- 会社名や用途を加えることで誤操作を防ぐことも可能です。
使わないアプリを非表示・削除して見やすくする
「設定」→「アプリ」から不要なアプリをアンインストールしたり、スタートからピン留めを解除することで視認性が高まります。
よくある質問(FAQ)
スタートにピン留めした名前は自由に変更できる?
はい、ショートカット形式であれば自由に変更可能です。ただし、ストアアプリや一部のシステムアプリは除外されます。
企業PC・共有PCでは変更制限がある?
はい、管理者権限やグループポリシーによって操作が制限されていることがあります。
変更したあとに元に戻すには?
ショートカットを削除し、新しく元のアプリを検索して再度ピン留めすれば、初期状態に戻せます。
まとめ:名前変更でスタートメニューをもっと便利に
Windows 11のスタートメニューは、工夫次第で自分好みにカスタマイズすることができます。特にピン留めしたアイコンの名前を変更することで、視認性が高まり、作業効率も格段に向上します。変更方法はシンプルですが、「ファイルの場所を開く」ステップを知っているかどうかが分かれ道です。応用テクニックやトラブル対応も押さえておくことで、初心者から上級者まで役立つ情報として活用できるでしょう。
ぜひあなたも、自分だけの分かりやすいスタートメニューを作って、快適なPCライフを手に入れてください!